

ご主人様自らが基本プランを練られ、ご夫妻で様々なことを話し合われた結果、 『後悔するところが無い』とまで言い切られるほどに満足のいくお住まいを実現されました。 そんな I 様邸は、ご夫婦の生活の仕方、時間の使い方、光や風の使い方、さらにはご友人の迎え方に至るまで、 きめ細かにシミュレーションを繰り返され、そして考え抜かれた間取りになっています。 これほどまで熱心に検討されるには、相当の知力と体力が必要だったことと推察いたします。 「軸」のぶれない、しっかりした思考力を持たれている I 様ご夫妻だからこそ、やり遂げられたことだと思いました。
勤務先の住宅手当て補助が、いよいよなくなることが直接のきっかけでした。
でも、もともと考えてはいたんです。 と言うのも二人共、戸建ての家で育った事もあり、 集合住宅(賃貸マンション)に住み続ける事への抵抗がありました。希薄になりがちな近所付き合いや、上下の住戸への気遣いにも疲れていましたから。 家に帰った時ぐらいは、ゆっくり落ち着ける住環境を望んでいました。 ですから、住宅手当て補助がなくなることが、戸建てを建築する決心につながりました。
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いつかは持ち家が欲しいという思いがあって、休みの日に二人で総合住宅展示場へよく行っていました。 決心する前は遊び半分の見学でしたけれど、どういう建て方(工法)があるのか、どんな間取りがあるのか、情報収集のつもりで2年くらいの間に箕面、伊丹、千里へと、この近辺のほとんどの住宅展示場へ行きました。 そうこうしているうちに、いよいよ自分たちの予算でいけるのかどうかを考え始めていました。土地に○,○○○万円と建物に |
<ご主人様>まず地域を決めるところからスタートし、二人共に働いている事もあり、交通の便を最優先に考えました。 また、コミュニティーをつくり難い新興住宅地を避ける事と、自然災害に遭いにくい立地状況を探しました。
私は一級建築士として建設会社に勤めていますので、その経験上、奥まったところや道の狭い土地は避けました。費用がかさむのが想像できましたし、何より目立ちませんから。(笑い)
≪インタビュアー:お住まいの北側が車輌交通量の多い旧国道に面し、敷地もそれほど広くないこの土地を選ばれた理由は何でしょうか?≫
当時、ここには古家が建っていて、2階からの眺望がとても良かったのです。古家は北側の高い地盤の上に建ち、周りの家やマンションは道路から下がった所に建っていたお陰で、丘の上に建つ家でもないのに、眼前がスパッと開けていました。 そして、交通量が多いと言っても、夜はバスの回送車が通るくらいで、大きな車はほとんど通りませんし、昼間でも車の騒音はあまり聞こえません。
≪インタビュアー:確かにそうですよね。今、お話を伺っている最中も車道に面した家であることを忘れていました。≫
それと、何より新居を目立たせたかったですから。
≪インタビュアー:なるほど、ここは道幅が広い交差点に面していてとても目立ちますね。また、建物が大きいせいか、この敷地が約28坪というのはかなりギャップを感じます。 本当に上手く敷地利用をなさっておられます。≫
<奥様>自分たちの家を鉄筋コンクリート造(以後RC造と表記します)で建てようと決めていたわけではありません。 でも、心の中の "芯の部分"≪希望の根っこ≫ にはRC造がありました。 それは、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災を経験しているからです。 私の仕事は、当時も今も非常時(地震時など)には家を空けて職場に向かわなければなりません。 また、主人の方も情報収集などの為に出勤する事になると思います。 やっぱり安心して働く為には、自宅は安泰であって欲しいのです。 つまり建物の「耐震性」は、重要な条件として「心の芯の部分」に存在していました。 その上、主人が仕事柄(専門は構造設計です)RC造の事はよくわかっていたので、 自ずとお互いにRC造を希望していたと思います。
敷地の高低差(北側が高く南側が低い)を上手に 利用して地下室に車庫と洋室(カラオケルーム?)を造りました。
こういった構造は木造では難しいですから。 夏、車に陽が当らないので車内が熱くなりませんし、ハンドルもすぐ握れます。
そして、カラオケルーム?は大のお気に入りの部屋になっています。 南側はマンションや住戸がある生活道路に面しているのですが、 シャッター雨戸を下ろしてしまえば、音は全く聞こえません。 この断熱性と遮音性はRC造ならではのものですね。